『 家づくりのストレスになってしまう間違った常識 vol.1 』

 夢のマイホームを思い描いて、「 家族のために住みやすい家にしたい 」

と願う気持ちとは裏腹に、

 実際、家を建てて住んでみると、思い描いていたのと少し違うような?

と感じてしまう方が数多くいらっしゃいます。

 

 そしてその結果、「やっぱり家は3回建てないと満足出来ない」

という結論に至ってしまいます。

 

 確かに、家づくりにも予算があるので、

100%満足のいく家を建てることは難しいかもしれませんが、

家づくりをする前に、知らず知らずの間に受け入れてしまっている

間違った常識があるということさえ知ることが出来れば、

確実にその不満を大きく解消することが出来ます。

 

 現在は令和の時代ですので、昭和時代に家を建てた先輩たちからの

アドバイスなどはあまり参考にしないようにしましょう。

 

 

 例えば、これは当たり前のことなのですが、

誰でも家の中は明るくしたいと思うことでしょう。

 しかし、、せっかく新築したにもかかわらず、

朝から照明をつけて部屋を明るくしないといけない家が、

残念な事実ですが数多く存在しています。

 

 なぜかというと、外からの視線を気にしてしまい、

窓という窓の全てにカーテンやブラインドを付けてしまうからです。

 

 家の中の明るさを優先すれば、生活を周囲の人にさらけ出してしまうことになり、

また、プライバシーを優先すれば、薄暗い家になってしまうからです。

家づくりでは、多くの方がこの2択のいずれかを選択せざるを得なくなってしまっています。

 

 やはり明るさとプライバシーを両立することが出来る間取りづくり!

これが、本当に暮らしやすい家にするためには欠かせない要素となってきます。

 

 次に、明るさと同様に、多くの家が実現出来ていないことが、風通しの良さになります。

というのも、ほとんどの窓にカーテンやブラインドがあり開けられないからです。

窓にもいろいろな要素の種類があり、その窓の使い分けによって

うまく風をコントロールしましょうということを唱える識者がいますが、

そもそも窓が開けられることが大前提のうんちくな訳です。

 

 ご存知の通り、入口が開けられても出口が塞がっていては、

風の通り道が塞がれてしまっているわけです。

 

 令和の時代では、開けられる窓をつくることが

家づくりで非常に大切なポイントになっていきます。

 

 また、洗濯動線も、矛盾した提案を行なっている住宅会社も数多く存在します。

エコキュートや給湯器の兼ね合いもあり、キッチンと洗面を近くにレイアウトすることが

平成時代の間取りの当たり前になっていますが、

これだけを実現しても、家事の時短も出来なければ、楽な動線が出来上がるわけではありません。

 

 そもそも、洗濯は洗い終わってから後の作業が、奥様にとっては重労働だからなのです。

特に一番大変なのは、水気を含んだ洗濯物の持ち運びです。

それが勝手口から出たところであれば、幾分近くではあるものの、

わざわざスリッパに履き替えて何回も出入りしないといけなくなりますし、

寒い外で何分も作業しなくてはいけなくなります。

 

 また、2階のベランダで洗濯を干すとなれば、

一番遠い所まで洗濯物を昇降運搬をしないといけなくなってしまいます。

そして、取りこんでたたんだ洗濯物を、

また1階に運ばないといけなくなります。

 

 これは果たして、家事動線に優れた家なのでしょうか?

 

 このように洗濯に関しては、

一連の作業全てが楽に行なえることを前提とした、間取りにしなければいけないというわけです。

 

 

 トヨダの家では断熱性能がとても優れているので、冬の時期の洗濯物は部屋干しを推奨しています。

寒いベランダに干すよりも部屋干しで乾きが早く、取り込み忘れで冷たくなる心配はありません。

 

 さらに、多くの方が

リビングは広くスッキリとしたお洒落な空間にしたい!

とお考えになっていると思いますが、これもその気持ちとは裏腹に、

残念ながら多くの家が、入居半年後にはいつも片付かない

雑然としたモノだらけの狭苦しいリビングになってしまっています。

 

 なぜでしょうか?

 

 それはというと、必要な場所に収納が足りないからです。

 

 リビングに散らかるものは、確実に子供のモノが多いと思います。

幼いうちは、おもちゃ・絵本・衣類であり、

就学すると、これにランドセル・学校用品・制服などが加わります。

 

 きちんと片付けられるところを間違いなく1階につくらないと、

あっという間にリビングは散らかり放題になってしまいます。

 

 ただし、収納を多くつくれば、それに連動して面積が増えることになりますので、

家のコストが上がってしまうことになります。

そうならないためにも、コストを上げずに、この散らかりを解決するためにはどうすれば良いのか?

 

間取りづくりではコストとバランスを考える必要があります。

 

いかがですか?

 

 今回は、4つのポイントについてお伝えさせていただきました。

 

この続きはまた次回にお伝えさせていただきたいと思います。

 

 家づくりは本当に大変です。

少しでも私共にお手伝いができれば幸いです。