『 坪単価が安い家のカラクリを考えてみる 』

 私は家づくりをする時に坪単価での判断は難しいと思っています。

例えば、同じ材料を使って家を建てるとしても、

20坪の家でプランする場合と40坪の家でプランする場合では、

実は坪単価が大きく変わってきます。

 

 それは、どちらの家にもキッチンやお風呂・トイレなどの水回り商品に、

同じ仕様で200万円の費用をかけたとすると、

なんと!これだけで坪単価が5万円も差がでるのです。

 

◇ 200万円÷20坪=10万円

◇ 200万円÷40坪=5万円

 

 つまり、これだけの要素をとってみても、

20坪の家の方が、坪単価が高くなってしまうということなのですが、

その反面、総額で考えると、40坪の家の方が圧倒的に高くなってしまいます。

 例えば・・・。

 

◇ 20坪×坪単価80万円=総額1600万円

◇ 40坪×坪単価80万円=総額2400万円

 

 このように、坪単価とは、家が小さくなればなるほど必然的に高額になり、

大きくなればなるほど必然的に安価になります。

 そして、家の価格を坪単価で結論を出すことは、

決してあまり良い判断基準ではないということが言えるのです。

 

 では、坪単価に比重を置いて家づくりを考えてしまうと、

一体どのような家になってしまうのでしょうか?

 

 

その1:将来の出費が増えてしまう

 

 坪数の多い家づくりをしてしまうと家の面積が大きくなり、

坪単価はどんどん安くなっていきます。

理由は、先程ご説明させていただいた通りです。

 

 しかし、家の面積が大きくなればなるほど、建築コストは坪単価に逆行して、

どんどん高くなってしまうのです。

 

 さらには、面積が大きい=体積も大きくなるので、

冷暖房効率も下がることになり、一生涯払い続けることになる電気代までも

高くなってしまうことになります。

 

 また、家が大きくなれば固定資産税の支払いも高くなってしまいますし、

将来のメンテナンスコストも必然的に高くなってしまうことになります。

 

 その他にも、家が大きくなる分、土地の面積も大きくなる恐れがあるため、

そうなれば土地代にもより多くのコストがかかり、

それに加え土地の固定資産税の支払いも高くなってしまいます。

 

 また、土地が広くなった分、

外構工事にも余分なコストがかかってしまうことになり、

土地の維持管理の手間もその分増えることになります。

 

 つまり、イニシャルコストとランニングコストの

両方の出費を増やす家づくりになってしまいます。

  

  

 

その2:安っぽいチープな家になってしまう

 

 例えば、家が大きくなると、それに連動して建築コストが高くなってしまいます。

そして、そのオーバーした予算を減らすために、よく相談されるのが

住宅の性能を下げたり材料のグレードを落とさざるを得なくなってしまいます。

 

 しかし、断熱材のグレードを落としてしまえば、家が大きいことによる

冷暖房のロスに加えて、さらなる冷暖房ロスが生まれるようになり、

その結果、さらに電気代アップを招いてしまい、

せっかくの新築が「昭和時代の家」のように不快な

住環境になってしまうことになります。

 

 また、外壁材のグレードを落とすことで、表面に汚れがつきやすくなってしまい、

将来のメンテナンスコストが高くなってしまったり、

あるいは、その費用が捻出することが出来なかった場合、

見た目が汚い家に住み続けないといけなくなってしまいます。

 

 そして床材に関しては、安いチープな合板を使うと、

日本の湿気が多い夏の時期は、足の裏がベタベタしますし、

寒い冬の時期は足元に強い冷えを感じながら過ごすことになります。

 また、環境の変化で紫外線の問題もあります。

 安いチープな合板床材は紫外線の影響で、表面の塗装などがひび割れをおこします。

掃き出し窓際の床は見た目もひどい状態になってしまいます。

 

 

 このように坪単価が安い家は、住み始めはお得な感覚で家を手に入れたように感じますが、

実は、イニシャルコストもランニングコストも高くついてしまう家なのです。

 

 一方で、坪単価が高い家は、一見、割高に家を手に入れたような気分になってしまいますが、

こちらの方が、逆にイニシャルコストもランニングコストも安く済みます。

 

 このように、これから家づくりを始める時には、

家の価格を、坪単価ではなく総額で判断するようにしていただき、

本当に暮らしやすいコスパに優れた性能の良い家が建てられるように、

お手伝いをいたしますので

是非、私共にご相談をしていただければ幸いです。

 

 

『あなただけに・・・。』

~価値ある空感づくりを共に~